2021年9月から2022年8月まで、国内研究員として、京都大学経営管理大学院でESGについて研究しました。ESGとはEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)という三つの英単語の頭文字のことです。これまで、企業は利益を追求し、会社の活動が環境に与える影響は、二の次にしてきました。近年では、会社の活動も環境問題に配慮する必要があるのではないかという考え方が、世界中で一般的になりつつあります。京都大学では、このような企業の環境への配慮が、株式市場において、投資家から好ましいと認識されるのかどうか、ということなどを、データを用いて検証しました。京都大学をはじめ、経営学部の先生方、及び経営学部事務室の方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
また、2022年8月には、卒業生二人が、それぞれ子供を連れて、研究室を訪れてくれました。新米主婦として子育てに奮闘しているゼミ生の姿を見ることができたことは、本当に嬉しく、ゼミを通じて学生と交流できることの幸せを改めて実感しました(写真は、研究室を訪問してくれたゼミ生が、卒業時に残してくれた寄せ書きです)。
経営学部教授・山口 聖